第2回 円安は「善」か「悪」か part1 円安とは

金融・経済

お疲れ様です。金融マンです。
今回も見に来てくれてありがとうございます!

今回から、「円高・円安」といった為替相場をテーマにしてお話していこうと思います。
この一連の記事を読んでいただければ、為替相場の考え方や及ぼす影響などの
基礎的な知識を身に着けることができるようになってますので、お読みいただければ幸いです。

皆さん、日々生きている中で「円安」という言葉をよく耳にしませんか?
「円安のせいで物価高だ~」という、不況の原因かのような扱われ方をすることもありますが
過去最高値更新を繰り返す「日経平均株価」を押し上げる一つの要因となってもいます。
いったいどういうことなのでしょうか。
今回は為替(特にドル円)が我々の生活にどういった影響を及ぼすのかを
数回に分けて紹介していきます。

円高・円安とは

そもそも「円高・円安」とはどういう意味かご存じでしょうか。
ズバリ、外貨(ドルやユーロなど、「円」以外の通貨)に対して、
「円の価値」が高いか・安いかといった意味です。


皆さん、突然ですが問題です。

「1ドル100円」と「1ドル150円」はどちらが円高でしょうか?

先ほどの説明だけでは「???」となる方もいらっしゃると思いますが
今日の記事を読み終えた頃には、この質問に答えられるようになりますので、最後までご覧いただければ幸いです!

まず、冒頭で申し上げました「円の価値」が高いか・安いかというのは、
「1円がどれだけのドルと交換できるか」と考えると簡単かもしれません。
(混乱しないようドルで考えていますが、すべての外貨で置き換えて考えることができます)

例えば、「1円が1ドルと交換できるとき」と、「1円が10ドルと交換できるとき」
どちらの方がドルに対して「円の価値が高い」となるでしょうか。

この場合、1円が10ドルと交換できる状態の方が、円の価値が高い=「円高」となります。

言い換えると、10ドルを手に入れるのに1円で済むか10円かかるかということ。
少ない円で手に入れたほうが、1円の価値は高い=「円の価値は高い」となりますね。

1円が10ドルと交換できるということは、0.1円で1ドルと交換できるということになります。
これを、日頃聞いている形式に直すと「1ドル0.1円」というとんでもない相場になります。
一方2026年2月現在、対ドルの為替相場は、おおむね「1ドル150円」あたりで推移しています。
この相場で10ドルを手に入れようと思うと、1,500円もかかることになります。
1円と交換できていた頃(1ドル0.1円の頃)から、大幅に円の価値が落ちた=「円が安くなった」と言えます。

ここで最初の設問に戻りたいと思います。

「1ドル100円」と「1ドル150円」はどちらが円安でしょうか?

もうお分かりでしょう。
100円で1ドルを手に入れられる状態と、150円で1ドルを手に入れられる状態では
前者のほうが円の価値が高い=「円高」となる為、
答えは「1ドル100円」となります。

余談ですが、2010年代の10年平均ドル円相場は1ドル約101円となります。
※出展:日本銀行(外国為替市況(日次) : 日本銀行 Bank of Japan
少し前まで、おおむね「1ドル100円」という感覚だったことを思うと最近の150円というのは
大幅な円安状態であることが言えます。

では円安が我々の生活にどのような影響を与えるのか、次回以降少しずつ見ていきましょう。

今回はこのあたりで失礼いたします!
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

ではまた次回。

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