第6回 つみたてNISAとは いますぐはじめるべき? 歴史や運用方法について徹底解説!

金融・経済

皆さんこんにちは、金融マンです。
今日も来ていただきありがとうございます。

今回取り扱う話題は「つみたてNISA」についてです。
※今回は私の私見が多分に盛り込まれております。

まず、そもそもつみたてNISAは始めるべきかというタイトルについて
私は「若く安定した収入があるなら始めるべき」だと考えています。
ではなぜそう思うのか、解説していければと思います!

つみたてNISAとは

そもそもつみたてNISAとはどういうものか
一言でいうと、「投資の利益に税金がかからない、おトクな長期積立制度」です。

基本的に、投資で利益が発生した場合、利益の20%の税金がかかってきます
つみたてNISAはこの20%の税金を完全免除するという制度です。

その歴史は意外と古く、2018年1月からこのつみたてNISAはスタートしました。
しかしそのころと、現在のつみたてNISAでは制度そのものが違います。

2018年から2023年までは「旧NISA」と呼ばれ、少額・長期・分散投資を支援するといった
名目のため、年間の非課税上限額は40万円まで(月3.3万円)かつ非課税運用期間は
最長20年となっておりました。

一方、現在のNISAは「新NISA」と呼ばれるもので、年間360万円(条件あり)
と大幅に上限金額は上がっています。(生涯上限は1,800万円まで)
また、非課税運用期間も無制限となっており「旧NISA」と比較すると
格段に投資効果を得られやすくやっています。

つみたてNISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。
それぞれ解説していきましょう。

つみたて投資枠

つみたて投資枠の概要は以下のようになります。

  • 投資枠の年間上限は120万円
  • トータルの上限は「成長投資枠」と合算して1,800万円まで
  • 投資対象は投資信託
  • 購入方法は積立方式

投資初心者がつみたてNISAを始まるなら、まずはこのつみたて投資枠から始めるべきです。

そう言える理由は大きく二つあります。
一つ目は、購入可能な上限額です。

購入できる金額は年120万円までということで、毎月10万円までは積立可能です。

皆さん、月10万円ですよ。

相当高収入の方でもない限り、月10万円を投資に回す
なんてことは、なかなかハードルが高いと思います。

よって、大半の方、ましてや冒頭に触れたように若年層の方に関しては、
投資枠はこの月10万円で充分だといえると考えています。

二つ目は、購入可能銘柄の優秀さと豊富さです。
この購入可能銘柄も、資産形成のための投資としては優秀なものが多数あります。
つみたて投資枠は投資信託(専門会社が運用する商品)のみ購入可能です。

積立NISAの代名詞ともいえるオルカンこと「全世界株式」や
アメリカ版日経平均ともいえるS&P500など、近年安定してハイパフォーマンスを出している
投資信託から、新興国のインデックスファンドといった比較的リスクの大きい投資銘柄まで
十分に幅広い銘柄が選べます。

投資は統計上、長く、そして多くのお金を市場に晒すことが重要です。
特に、長期間市場に晒していると、複利の効果で資産が増えやすくなるのはもちろんですが
定期的に安定して投資をすることで、ドルコスト平均法といった考えがあるように、
市場の変動の影響を受けにくくなります。
(こちらは次回解説できればと思います)

そのため、投資は生活防衛費を除いた余剰資金で行うことが大切です。
突発的な出費に耐えられず、含み損が出ているタイミングで
売却する羽目になる、なんてことは最悪です。

このことからも、無理をせず将来の資産形成をしたいという若年層の大半は、
つみたて投資枠のみの運用で充分だといえます!

成長投資枠

次に、成長投資枠についてお話しします。
概要は以下の通りです。

  • 投資枠の年間上限は240万円
  • トータルの上限は1,200万円かつ「つみたて投資枠」と合算して1,800万円まで
  • 投資対象は投資信託や個別銘柄
  • 購入方法は積立もしくは一括

つみたて投資枠は年120万円までなのに対し、成長投資枠は年240万円まで投資が可能です。
成長投資枠はつみたて投資枠とは違い、単体でも上限が1,200万円までと決められております。
もちろん、つみたて投資枠と成長投資枠合わせて最大1,800万円までという上限も変わりません。

私個人的に、この成長投資枠はつみたて投資枠を埋めきることができる人が補完的に埋めるもの
といった捉え方をしています。

こちらも、そのように考える理由が2つあります。

一つ目は、購入可能銘柄です。
つみたて投資枠で購入可能な投資信託は、長期目線での運用を考慮した際、
十分なパフォーマンスを出す銘柄があることはお話ししました。
この成長投資枠では、投資信託のだけでなく、個別銘柄も購入可能ですが、
個別銘柄は1社の業績にすべてがかかっており、複数の企業の株式が混在している
投資信託に比べ、安定投資には向きません。
安定投資を目指すのであれば、優良投資信託にすべきであり、
投資信託を購入するのであれば、個別の上限がある成長投資枠より、つみたて投資枠で購入すべきだと考えます。

2つ目は、実際の投資動向を見た結果、成長投資枠購入者のほとんどが40歳代以上という点です。
それを裏付けるデータが、2024年末時点での、成長投資枠の買い付け額になります。
※金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果」より

このデータによると「50歳代」が21.1%でトップ
次いで「60歳代」が20.2%で2位、「40歳代」が18.8%で3位であり
「10~20歳代」は5.5%と最小となっています。

上記のデータからわかるように、資金力に余裕があり、なおかつ年齢が高い(=運用期間が短い)
人ほど、成長投資枠を使ってより多くのお金を市場に晒している状態といえるでしょう。

この2点からいえることは、成長投資枠はつみたて投資枠を埋めきることのできる人が、より多くの資産を市場に晒すために活用しているものであり、若年層はまずつみたて投資枠を無理なく埋めることを目指すところから始めるべきだと考えます。
一方、資産が十分にある40歳代以降の方は、運用期間は若年層ほど長くはないので、多少リスクはかかりますが、成長投資枠もうまく活用し、投資を行うことも必要だといえます。

まとめ

皆さん、いかがでしたでしょうか。
今日はつみたてNISAについてお話ししました。

中でも言いたかったのは、決して無理な額を投資に回すのではなく、
あくまで余剰金で行いましょうといったことです。

つみたてNISAをはじめとした投資信託等は元本割れのある商品です。
確実に確実に資産形成をしてくには、長く続けることが大切になります。
まずは月に5千円でも1万円でもよいので、始めてみてはいかがでしょうか。

今回は長文になりましたが、最後まで見ていただきありがとうございました。
次回もぜひのぞいていってください。
ではまた。

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